2011/10/23

「Jazzの森 − Installation Art × GHIBLI Jazz −」の舞台美術について僕らが考えたこと
先週の16日に公演が終了したhotaruGIG企画「Jazzの森−インスタレーションアートとジブリジャズ−」にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。愛知芸術文化センター・大リハーサル室の収容人数まるまるの360席満席でした。入場できなかった方、申し訳ございませんでした。次回公演に向かって、現在準備をすすめています。次回公演を楽しみに待っていて下さると嬉しいです。

Junkoさんの歌声、S.B.A.Bさんの楽曲アレンジと演奏、とてもカッコ良かったです。自然の豊かさ尊大さだけでなく、その中にある暴力的な側面も表現されているように感じました。そこにJunkoさんの神秘的なヴォーカルが加わって、とても素敵でした。さて、フィリフヨンカの舞台美術・衣装についてですが、僕らが制作するにあたって考えていたことを主観にもとづいて語ってみたいと思います。宮崎駿監督やスタジオジブリ製作の作品群について一言で述べることなど到底可能でないことなのですが、それらを観て育った僕たちの世代が、そこから学びとれたことの大きな山のほんの一角でも表現できていたら、と思っています。
 
今回表現しようしたのは「すべてのものに生命がある」という思想です。どんなに奇妙なものでも人間に有害なものでも、科学的な無機有機の分別を越えて、すべてのものに生命や神様が宿ると信じられるこの思想は、日本人特有のものだと思います。日本の神様には本質的に悪い神様がいないということも、日本人の自然観をよく表わしています。どんな災害があったとしても、何らかの原因があって(元々は気のよい)神様を怒らせたと考え、神様の怒りを鎮める努力をする。この考え方は人を謙虚にし、自然と上手く付き合っていくための達観的な手段ともなっていて、科学至上の時代以前の基本概念でした。そこで今回の舞台美術は、生物とも無生物ともとれる、善人とも悪人ともとれる、白と黒もある、でも何らかの気配がそこいらじゅうに満ち溢れていると感じられる空間を目指しました。

ジブリ作品のなかで私たちが特に象徴的に感じている言動のひとつに、「となりのトトロ」でメイちゃんがしゃがみこんで小動物を注視し観察しているポーズがあります。多くの大人たちが、これは○○だねえ、と類型の名称にあてはめて通り過ぎるところを「これは何をしているんだろう」や「この子は手足が少し長い」といったその個体について思いを馳せているこのポーズをとても大切に、そして愛おしく思うわけです。

この愛おしい「観察」を観ているお客さんに是非体感していただきたい!と思って僕たちが持ち出した手段が、かくれんぼという捜索ゲームでした。僕らが庄内川の神様にお願いしてお借りしてきた不思議な魅力のある石をキャラクターに見立てて舞台美術内に配置し、お客さんに探し出していただくというものです。元々、奇岩奇石には何かが宿ると信じられていますし、この捜索ゲームをすると同時に舞台美術を詳細部まで「観察」してもらえると考えたわけです。そして「観察」をすることで、モコモコと奇妙な形態をした今回の舞台美術もまた石のキャラクターに見間違えたり、または他の生物に見えたりすることが出来たらと考えたわけです。そんな「何かいる?」という気配に満ち満ちた空間演出が今回の設計意図です。もし僕らが事前に数えておいたキャラクターの数より多く見つけることが出来たお客様がいたら、僕らの伝えたいことの多くは伝わったことでしょう。

コンサート終了後、お客様が各々で舞台美術の目前まで近づき、少し怯えながらも触れたり、石キャラを探したり、写真を撮っている場面を見受けることができました。舞台美術のみを撮影されるのは初めての体験です。皆様が何かしらの気配を感じて下さったのだと、とても嬉しかったです。
最後に、舞台美術にずっとへばりついて見守ってくれていた通称「カマ神さま」をご紹介します。勝川の工房でモコモコさせてからの3、4日間ずっとくっついて、搬入後も変わらずそこにいたカマ神さま。モコモコしてたからカマキリの卵だとおもったのかな。それともどこかに卵を産んだのでそれを見守っていたのか。フィリフヨンカは舞台美術の精霊または化身として崇めていましたが、最終的には森に帰ることができたようです。日本人は(仏様はさておき、)神様に対して友達感覚でいるときがあって、それが神仏習合が原因なのかはわからないけど、なぜか馴れ馴れしいところがある。カマ神さまありがとー





2011/10/18

Fuligo shed in LACHIC 1F PASSAGE
秋らしさ深まる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。名古屋三越ラシック1階東側の入口から入ってすぐに、Fuligo shedさんの期間限定ショップが出現してます。とっても素敵なアクセサリーとともにフィリフヨンカのアクセサリーも並んでいます。会期は10月20日までとなっておりますので、紅葉狩りの前にちょっくらラシックに寄ってみてはいかがでしょう。10/18-20の期間はフィリフヨンカのデザイナーNaが販売員として店頭に立っておりますので、みなさん是非遊びにいってあげてくださいまし。


2011/10/14

舞台美術製作記②
16日に迫っている「Jazzの森」の舞台美術制作です。先日組み上げた箱たちに、秘密兵器・吹付け発砲ウレタンを塗装しました。有機溶剤を含んでいるため硬化前に付着したり吸引したり目に入ったら大変。なのでつなぎにゴーグルとマスクの完全防備の全身白装束で作業です。初めて使う素材なので悪戦苦闘しながらも、イメージに近づけるように制作しております。粘菌のようにネバネバどろどろモコモコと這って、無機物を喰らう、生物と無生物のあいだのようなイメージで吹付けました。これにコケと植物を配して出来上がりです。もうちょっと。

2011/10/11

舞台美術制作記①
 
今月16日の「Jazzの森」にむけて舞台美術を製作中であります。コンサートチケットも無事に完売いたしました。お買い上げ頂いた皆様、ありがとうございます。350人という今までで一番たくさんのお客様と、大きな舞台に、私達も気合いが入っております。上の写真は、組み上げた段ボール達が雨でぬれない様に、小屋の中で保管中です。アバンギャルドな茶室の出来上がり。下の写真は、メインとなる高さ4mにもなる巨大段ボール群!明日、秘密兵器が届き、この段ボールに塗装を始めます。この大量な段ボールたちがいったいどうなるのか??乞うご期待!

Fuligo shed in LACHIC PASSAGES
フィリフヨンカの取扱店であるFuligo shedのイベントをお知らせいたします。名古屋栄のLACHIC 1F PASSAGESにてFuligo shedの期間限定ショップがあらわれます。期日は10月14日(金)から20日(木)です。フィリフヨンカのフラワーシリーズ・石のシリーズの新作がお披露目されます。是非ラシック1Fまでお越し下さいませ。

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Fuligoshed IN LACHIC PASSAGES

会期:2011年10月14日(金) – 20日(木)

参加ブランド
armarium , CLAS , cocoon , Fillyjonk
himie , Impish betty , kagari yusuke , lymousset
OLJEI , Qazari , RACKETS , tatsuo nagahata

ラシックのホームページにも掲載されています。

LACHIC HP/イベント
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 stone スタークォーツ+サファイア
 stone ストロベリークォーツ
stone グリーンクォーツ



2011/10/04

A STORY
この10月から取扱がはじまった原宿のA STORYさんが、ディスプレイの様子を写真に撮って送って下さいました。年季の入った古書と一緒にフィリフヨンカの建築アクセサリーがとっても素敵にディスプレイされています。みなさん是非原宿のA STORYさんまでご来店くださいませ。

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-27-14 キャラット原宿103
TEL+FAX 03-6315-3656
営業時間 AM12:00〜PM8:00
土日祝日 AM11:00〜PM6:66(19:06)

A STORY さんは時計のブランド Gothic Laboratoryのデザイナーさんがオーナーのお店です。お店の奥は工房になっており、時計をトントンと作る音の中で、ハンドメイド時計と作家もののアクセサリーを見る事ができます。時計も味のある素敵な雰囲気の物が多く、作家目線で集められたアクセサリーも素敵な物ばかりです。また、毎月月初めにはディスプレイががらっと変わり、いつ行っても楽しめる素敵なお店です。



2011/09/30

新規取扱い店舗のお知らせ
秋らしくなってきましたね。Naは寒くなってきたことに、めっきりしおらしくなってしまってますが、季節の変わり目にはよくあること。順応に時間がかかるのです。Syはこの季節に1年間で最も好調となります。過去にマラソンをやっていたこともあって、夏の走り込みの成果が実るこの季節は楽しくてしかたがないのです。「夏の好天に感謝し、秋の収穫を祝おう」といった雰囲気のフィリフヨンカです。

そんなフィリフヨンカのアクセサリーに新しい取扱店が決まりました。東京の原宿にある「A STORY」という作家もののアクセサリーとハンドメイド時計のお店です。若手の作家さんに発表の場を設けたいという慈悲深いオーナーさんの素敵なお店です。原宿におこしの際には是非A STORYさんにご来店くださいまし。

2011/09/27

フィリフヨンカの石〃
先日お知らせしたhotaru GIG企画の音楽イベント”ジャズの森”の舞台美術・衣装でテンヤワンヤな私たちですが、同時期に展示販売イベントも開催予定でして、今回はそちらのお知らせをさせていただきます。フィリフヨンカのゴールドシリーズを取り扱いのFuligo shedが名古屋三越新館ラシック1Fにて10月14日(金)〜20日(木)までの期間限定ショップを出店されるということなので私たちも連れられて、ついに嬉しいラシック1階デビューです。そちらで並ぶであろう天然石をあしらったstoneシリーズの石〃を先日たっくさん買い付けてきましたのでご紹介します。建築アクセサリーのrocaシリーズ仕様の石もありますので、rocaシリーズもご期待ください。
まずはクォーツの内包物が星型となっているのがスタークォーツ。星形の内包物の正体は「ホーランド鉱」とよばれる二酸化マンガン鉱の一種だそう。日本ではロマンチックに星入り水晶とよばれますが、米国ではスパイダー水晶なんてよばれていたり。蜘蛛入り水晶、それはそれで素敵かも。
針鉄鉱とよばれるほんのり赤味の粒子が内包されているストロベリークォーツ。女性ホルモンの働きを促進するため、女子力アップにおすすめです。カザフスタンの鉱山が閉山したために希少性の高い天然石です。お早めに。
ブラックトルマリンを針状に含有しているブラックルチルクォーツ。針らしすぎると痛々しいので、ルチルが集合して黒塊となっているものを選んできました。きれいな水晶のなかに無数の針が入っているこの水晶は、幸運と財運の象徴だそう。儲かりたい方は是非!
透明感あるグリーンクォーツはよく見かけますが、こちらは珍しい粒子状の緑泥石の結晶を内包したグリーンファントムクォーツです。結晶が成長を止めたり、また成長したりを繰り返した痕跡だそう。
緑泥石の結晶を内包したマロン型のクォーツ。こちらは建築アクセサリーのリングで使用します。
rocaシリーズで人気のラブラドライト。なかでも青に輝くラブラドライトを発見。フィリフヨンカ一同、全員一致の即決の石です。
古代ローマの漁夫たちなどから航海のお守りと豊作の石として崇められ、エジプト王家の墓からこの石を使用した数珠などが発見されたミルキーアクアマリン。こちらはstoneシリーズもrocaシリーズにも使用します。
古代から魔術的な力があると信じられてきたブルーオパールです。そのなかでも綺麗にツートンカラーとなっているものを選んできました。
このアメジストは女神ダイアナに仕えた女官「アメシスト」を語源とする石です。酒神バッカスの悪意から守るべく、女神はアメシストを美しい水晶に変えたという神話にもある石です。
 斑点のある石英系の石、ジャスパーです。Syが妙に親近感がわいている石です。ジャスパーは建築アクセサリーに使用します。
ミャンマーのマウシットシット(maw sitsit)渓谷で産出されることから命名されたマウシッシ。深い緑色が印象的な石です。これらの石に加え、ファイヤーオパールのさざれ石やサファイア、ルビーのランダムカットなどなどの天然石を仕入れました。これらの素敵な石たちを、思いをこめたフィリフヨンカのデザインでお披露目できる日を楽しみにしております。是非、ラシック1階のFuligo shed期間限定ショップ(10/14-20)へご来店くださいませ。


2011/09/18

イベントのお知らせ
音楽イベントでいつもお世話になっているhotaruGIGさんの新企画「JAZZの森」に我々フィリフヨンカも舞台美術・衣装で参加します。今回はjunko with S.B.A.Bさんがジブリ映画の音楽をジャズにアレンジした"GHIBLI Jazz"と、フィリフヨンカの"Installation Art"のコラボ企画です。私たちも敬愛してやまないジブリ映画の特に宮崎駿氏・吾郎氏の作品がテーマとなっているので、すごく楽しみ。宮崎監督がえがく光と闇、人間と自然、死と生の同時存在とその循環をキーワードにインスタレーションアートをつくるつもりですのでご期待ください。ジブリジャズの音源を聴かせてもらったのですが、見事にそれが表現されてたように思います。愛知県芸術劇場で10月16日(日)に開催しますので是非ご来場くださいませ。詳細は以下のとおりです。
Naが描いたドローイングがパンフレットに

JAZZの森〜Installation Art × GHIBLI Jazz
junko with S.B.A.B
Fillyjonk

2011年10月16日(日)
愛知県芸術劇場 大リハーサル室

15時開演(14時30分開場)


【チケット】
一般〈前売 2,500円/当日3,000円〉
中学生以下〈前売 500円/当日1,000円〉

【チケット取り扱い】
◇愛知芸術文化センタープレイガイド ☎052-972-0432
◇栄ナディアパークプレイガイド ☎052-265-2015
◇ヤマハミュージック東海伏見店 ☎052-201-5152

【お問い合わせ】
ホタルギグ
〈☎〉052-880-4499
〈Mail〉info@hotarugig.com

※チケットのメール予約も受け付けております。
〈1〉お名前〈2〉連絡先〈3〉枚数(一般・中学生以下)
以上をご記入の上、info@hotarugig.comまでお送り下さい。
チケットは当日の開場前に受付にて引き換えとさせて頂きます。





2011/09/16

"manicolle tokyo vol.15 in Gift Show" 報告書
9/6-9に開催された私たちとしては初めての合同展示会が終わって、勝手ながらも一息ついてるフィリフヨンカです。ギフトショーの報告をします!残暑の熱気たぎるなか会場にお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。フィリフヨンカのブースは本だらけでさながら古本屋さんといった外観で、アクセサリーをひいていると近隣ブースのクリエイターさんからも「日記帳屋さんかい?」と言われる始末でしたが、アクセサリーを陳列するとフィリフヨンカの世界観を表わせたディスプレイだったんじゃないかと思います。あまりにも本が好評だったので、なにかしら(内部を空洞にして箱にするとか、物語を書くとか)の手を加えて、作品の価値を高められる付属アイテムにしたいなと思索が膨らんでおります。
数種類もの紙をコラージュした壁掛けの額も手作り
金箔を貼った本から飛び出てくる建築アクセサリー
装丁しきれなかった本の中身は、実はよしもとばななだったりムーミンだったり
金箔というか金箔もどきなんです
アイロンがけで金箔がのる仕掛けなので所々はげてます。味があると捉えるかの線引きが難しい
手作りのパッケージもたくさん用意しました
卓上照明も白くなってもらいました
ところで問題のバイヤーさん方の反応はどうだったのかといいますと、「こんなの見た事ない」「空間もいい」「夢がある」などなど、素敵なお言葉を頂き好感触だったのではないかと思っています。私たちもガウディの「創造的たろうとしてはならない・・」のお言葉を胸に制作したフィリフヨンカらしい素直な作品たちを評価していただいてほくほくでした。周りのクリエイターさんたちから刺激をいっぱい受け、アイデアがまだまだ膨らんでいるので、まだまだやりたいことがいっぱい。これからも頑張ってゆきますので、どうぞフィリフヨンカを温かく見守ってやってください。

2011/08/31

manicolle tokyoまであとすこし
残暑の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。さあ僕たちも頑張らないと、まだまだ時間はあると思っていたのにもう9月なんですから。フィリフヨンカはマニコレの準備で大騒動となっています。今回はフィリフヨンカのディスプレイとアクセサリーの新作を一部紹介します。フィリフヨンカブースは書斎のように本が並んでいて、その物語の世界からアクセサリーが飛び出してきているようなディスプレイとなっています。上の写真が手作りで製本したその本たちです。タイトルにはちゃっかりアクセサリーの名前がついてるんですよ。マニコレにお越しの際はぜひ西MC49のフィリフヨンカのブースへお立寄くださいませ。真っ白い書斎のブースが目印です。
ハイドランジアのリングがでました。K10のワンポイントがカワイイです。ハイドランジアの重なり合う様子を表現しました。
こちらはポピーのシリーズのリングです。
建築アクセサリーも新作をたくさんつくりました。石と共に生きる様子を描いたロカシリーズにリングが登場です。家の近くに内包物のあるクォーツを配したリングです。
ポツンと1軒たっている建築ピアスがありますが、こちらは1軒の建築ネックレスです。あまりデコラティブに過ぎたくない方にお薦めです。


2011/08/28

『装苑』10月号
装苑10月号 p134
manicolle tokyo vol.15 in Gift Showの特集ページにフィリフヨンカも掲載していただけました。デザイナーの顔写真つきでちょっと恥ずかしいですが、装苑に載れるのはとても嬉しいことです。これからも素敵なものづくりをして載せていただけたるように頑張ろうと思っております。また、開催まであと1週間となりましたmanicolle tokyoの招待状をご希望の方はinfo@fillyjonk.comまでご連絡くださいませ。

2011/08/14

家事台 "removable slab"
6月に制作したダイニングテーブル"vault"の依頼主の方から、またまた頂いた家事台の依頼です。先日、制作完了して納品してまいりました。今回は台所の柱・冷蔵庫間にあたるスペースに、レンジや炊飯器などの台所家電を置くための棚を制作しました。炊飯器やポットなど日常的に使用する器具をおもむろに配置するのではなく、収納したいという要望でした。またそれらの周辺を清掃し易い環境とすることが求められました。
フィリフヨンカの提案した棚は、大きな窓が特徴的なカワイイ集合住宅のようなファサードの棚です。集合住宅のスラブ(床面)にあたる部分は、ローラー方式の脱着可能なスライドレールを取り付けて、引き出して器機を使用したり、取り外して清掃できるプログラムとなってます。またフォトフレームを組み合せて開き戸とした窓は、完全に内部を隠して遮断するのではなく、生活感をより美しく見せられるためのワンアクションとして使用しました。ちなみにフォトフレーム窓は、フォトフレームとしての機能を残して、写真好きな依頼主が飾り付けることもできちゃいます。ある定時となったら飛び出てくる鳩時計みたく、食事の時間になったら飛び出てくる、それが生活の楽しげなリズムになればと考えています。

2011/08/11

フィリフヨンカ箱の紙に関する小話
名古屋で紙といえば「紙の温度」さん。フィリフヨンカが商品のパッケージ用に作製している手作りの箱(通称フィリフヨンカ箱)も紙の温度さんの紙を使用しています。先日、いったい何度なのだろうというくらい灼熱のサイクリングで、熱田神宮横に鎮座してございます紙の温度さんまで行って参りまして、今回新たに6種類の紙を仕入れました。僕たちが好んで使用している”東南アジアの紙”ゾーンはしばしば廃盤となることが多いゾーンなのですが、手馴染みもよく色合いもいいし、無骨で素朴なところがとてもフィリフヨンカらしくて気に入っています。

写真・右の外側緑色の紙はネパール製で、ロクタというヒマラヤに自生しているジンチョウゲ科の常緑樹木を原材料とした草木染めの紙です。写真・中の外側も同一の紙で、おそらくこちら側がオモテだと思います。写真・右の内側の縦縞がうっすらと浮かぶ紙は、TASHOというブータンの伝統的な手漉き紙で、雁皮を原料に竹の簀で漉いた繊細な紙です。竹簀で漉いた痕跡として縦縞がついているんだと思います。下に敷いている紙も箱に使用するつもりで、ネパールのロクタ紙にシダ植物の柄がエンボス加工されているプラントエンボス紙。1枚1枚手作りされているから同じ柄が2つとしてない紙です。

フィリフヨンカの手作り箱は、紙も職人さんによる手作りです。素朴な美しさや手作りの温もりをお届けします。

2011/08/10

高校野球観戦記
甲子園では高校野球選手権大会が開催されている最中ではありますが、僕らが観戦したのはその愛知県大会2回戦です。Syが非常勤講師を勤める高校の試合を観戦するために、刈谷球場へいってきました。1回戦は日程上観戦できなかったのですが、11−0でコールド勝ちという好発進だったらしく、そこそこの期待を寄せて、差し入れのポカリスエットを持参して向かいました。

試合は11−7で辛勝で、観戦しているこちらもハラハラドキドキの試合展開でした。直属の教え子は5番ファーストでスタメン出場していましたが、スタメン中で唯一無安打に終わってしまって、テレビ放送でも「5番を除いて先発全員安打ですね!」と公表されていました。しかし無安打でも何か起こしてくれるのが(授業中はボケーっとしている)我が教え子。敵チームのエラーを誘って出塁したり、盗塁したと思ったら途中でズッコケてしまうのだがなんやかんやで盗塁成功していたり、タッチアップに失敗して塁間で挟まれるのだがなんやかんやでセーフになったりと、打席に立つと何かを起こしてくれるもの凄いラッキーボーイっぷりをみせてくれました。相手チームのスタンドも含めて球場中を笑いに包み込んでくれました。試合はあとワンナウトで試合終了だという場面で大雨となり、一時中断しましたが、なんとか雨もすぐあがって写真のように校歌を歌うことができました。

翌日の授業時に盗塁ズッコケの件をきいてみると、ランナー1・3塁の場面では、1塁ランナーをわざと盗塁中にズッコケさせて挟まれている間に、3塁ランナーをホームインさせようという監督のトリッキーな作戦だったらしいです。挟殺の合間にホームインするというのは定石となっているのでバレちゃうけど、ズッコケられると相手チームも挟みたくなってしまう、という心理作戦だったのですね。実に面白い。でも教え子としては「恥ずかしいからあんまりやりたくない」らしいのですが、その日はその作戦を2度も敢行していました。教え子にとってはあまり観られたくなかった試合だったかもしれないけど、先生は存分に楽しませてもらったのでした。